本屋大賞は全国の書店員さんが選びます

本屋大賞という文学賞が回を重ねるごとに注目度がアップしています。
本屋大賞は全国の本屋さんが選ぶもので「全国書店員が選んだいちばん! 売りたい本」を
キャッチコピーとして掲げており、従来の芥川賞とか直木賞などのように高名な作家が選考委員に
なるのではなく、本屋大賞は選考資格者が「新刊を扱う書店(オンライン書店を含む)の書店員のみ」
という点が他の文学賞と大きく異なる最大の特徴です。

本屋大賞は本を売る第一線の書店員の人がこの人に賞を上げたいと思っている人に投票します。
本屋さんにすれば、いくらすごい文学賞をとった作品でも売れなければ困るわけで、いわば売り手に
とって売れる本だという確信がある本を推薦するのでしょう。
事実過去4回の本屋大賞受賞作品の全てがベストセラーになっています。
そういう意味ではこの本屋大賞は現在最も影響力のある賞に成長しました。
ただ本屋大賞は文学性の強い作品よりエンタテイメントに徹した作品が受賞することが多いようです。
このあたりは本屋さんの立場で選んだ結果かも・・

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本屋大賞はメディアミックスが多いのが特徴です

本屋大賞は、傾向として文学性の強い作品よりエンタテイメントに徹した作品が受賞やノミネート
されることが多いようです。
そのためかどうか2007年までに本屋大賞を受賞した作品は全てメディアミックスがなされています。
さらに受賞作品以外でもノミネートされた作品はメディアミックスが多いのが特徴です。
ちなみに本屋大賞の過去の受賞作品をみてみますと、
第1回 2004年 博士の愛した数式(新潮社) 作者:小川洋子 2006年1月映画化。
第2回 2005年 夜のピクニック(新潮社) 作者:恩田陸 2006年9月映画化。
第3回 2006年 東京タワー ?オカンとボクと、時々、オトン?(扶桑社) 作者:リリー・フランキー 2006年・2007年テレビドラマ化、2007年映画化ほか。
第4回 2007年 一瞬の風になれ(講談社) 作者:佐藤多佳子 2008年2月テレビドラマ化。
今回の第5回 2008年 ゴールデンスランバー(新潮社) 作者:伊坂幸太郎もメディアミックスが
されるのでしょう。

伊坂幸太郎の「ゴールデンスランバー」

本屋大賞も年々知名度も上がってマスコミも大きく取り上げるようになってきました。
今年の第5回本屋大賞は伊坂幸太郎の「ゴールデンスランバー」に決まりました。
伊坂幸太郎は過去4回の本屋大賞のすべてで候補に挙がっていたただ一人の作家です。
この「ゴールデンスランバー」は、首相暗殺事件の犯人の濡れ衣を着せられた男の逃亡劇です。
ケネディ暗殺をモチーフにしています。
ハリソン・フォードの「逃亡者」を思い出しますね。エンタテイメント性が高いこの「ゴールデンスランバー」
は一番本屋大賞がふさわしい作品と言えます。
伊坂幸太郎は1971年に千葉県で生まれ、大学は東北大学法学部。
作者いわく、「小説しか書けないという意識があるんですよ、自分の中に」。
いまや若手の中で安定した人気を獲得しました。
しかし本人は「小説を書いていないと罪悪感が芽生える、これからも調子に乗らずに書いていきたい」
と語っています。
「ゴールデンスランバー」のメディアミックスはどういったものになるのでしょうか?
テレビドラマ化されるのか?


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