顔文字 とは

 顔文字(かおもじ)とは、文字や記号を組み合わせて表情を表現したものでアスキーアートの一種であり、アスキーアートの中でも、特に1行で表す事のできるものを指す。

※アスキーアート(ASCII Art)は、アスキーコード(ASCII Code)の図形文字領域0x20〜0x7eに含まれる文字・記号によって描かれたアート。テキストアート、文字絵とも呼ばれる。AAと略される事もある。厳密な意味では、アスキーアートとは、アスキーコードの0x20〜0x7eもしくは、他の文字コードからそれにマッピングされる文字のみを使ったもののみを言い、それ以外の文字(たとえば日本語や中国語の文字コードの2バイト文字)を含むものは単にテキストアートと言うが、日本ではあまり区別されない。

 パソコンや携帯電話を介してのメール、インターネット掲示板、チャットなどにおいて、文末に添える等の形で用いられる。顔文字は使い方や相手の取り方で、暴力や言い争いになる場合があるので注意が必要。
 表現される文字(1文字で2バイト以上あるマルチバイト文字の使用の可否)の関係で、欧米やその他の国々のアルファベット使用圏では横倒しにした顔文字を、東アジアの日本語使用圏や韓国語使用圏などでは正位置の顔文字を主流としている。
 また、2ちゃんねるでは漫画やアニメ、実在の人物の写真などを模した大型AAを「顔文字系AA」とすることもある。

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顔文字の起源・歴史と目的について

 顔文字の起源にはいくつかの説があるが、顔文字『 :-) 』(笑い) と 『 :-( 』(怒り) を発明したのはIBM社のScott Fahlmanであるとされている。1982年9月19日11:44にScottが顔文字の使用を提案したメッセージが当時のバックアップテープから掘り起こされている。
 また、現在と異なる方法ではあるが1972年頃にPLATO IVプログラムで顔文字は日常的に使用されていた。このシステム上では、複数の文字を重ねて表示する事が出来たため、いくつかの文字を組み合わせて様々な顔文字が用いられていた。
さらには、19世紀のタイプライタ雑誌にも『 ;) 』という顔文字が発見されており、コンピュータ以前のタイプライタ時代にまで遡ることができる。
 余談であるが、1321年に完成したダンテの『神曲』煉獄篇には、人間を意味する omo の語を構成するMと2つのOで人間の顔をあらわすという表現が見られる。Mで眼窩のくぼみと鼻の輪郭を、Oは眼を形象している、というものである(具体的には下の通り)。
/\/\
◯‖◯
 現在日本で主流となっている正位型の顔文字が誕生した正確な日時は不明であるが、1986年頃のアスキーネットで生まれたのではないかと考えられている。
目的
 Scottが顔文字を提案したのは、ある人が冗談のつもりで書いたことを、他の人が本気にして受け取ってしまうということがあったためである。その後、文章だけでは伝えられない感情を表現するために様々な顔文字が生まれた。顔文字と同様の目的を持つものに『(笑)』『(泣)』『(怒)』『(爆)』などの表現がある。

日本型の顔文字

 日本では全角の記号を含めた2バイト文字を用いた表現が可能であるため、その分顔文字のバリエーションも豊富である。ただし、環境次第では見る事が出来ないため海外へのメールでの使用には注意が必要である。
 日本国内においても、普通のネットコミュニティ、ギャル文字等で用いられる顔文字と、あやしいわーるどや2ちゃんねるのようなアンダーグラウンドの掲示板で用いられる顔文字は表現様式がまったく異なっており、顔文字のタイプ・傾向はほぼこのいずれかに属するようである。
 両者の相違点を挙げると、普通のネットコミュニティ風における顔文字は半角(1バイト)英数字およびASCII記号を主体とし(文字化けを避けるため)2バイト(日本語)文字の使用を避ける傾向が強く、また口に相当する部分が省略される場合も少なくない。
 一方、後者の2ちゃんねる風では、(より視覚的に表現しようとするため)2バイト文字(日本語文字および記号)や半角カタカナその他機種依存文字も躊躇なく平気で使用することが多く、さらに特徴として口にキリル文字の『Д』(デー)や論理記号の『∀』(全称記号)、ギリシャ文字の『ω』(オメガ)や長音符の『ー』を用いることが多い。
 『Д」は開いた口、『∀』は半開きの口、『ω』はネコ科の動物のような口、『ー』はニヤッとした口を表すことが多い。
 また#代表的な例で『2ちゃんねる風』に分類されているものも、嘲笑を表すもの、過度な自己否定やだらつき感を暗示させるものなど人に悪感情を持たせるもの一部を除き、普通のネットコミュニティでも頻繁に利用されるように移り変わってきている。
 傾向として、2ちゃんねる内で使われているものと、ネットコミュニティで利用されているものの差は『口(くち)』にあることが多く、ネットコミュニティにも口に『Д』や『ー』を使用したものは、多少は受け入れられるが、『∀』や『ω』、あるいは半角カタカナを使用したものは、特に中年層に受け入れられにくく、2ちゃんねる風の表現に対し、著しい不快感を示す人もおり、甚だしい侮辱と受け取られる恐れもあるので注意が必要である(機種依存文字の多用により、文字化けを起こして読めなくなる可能性もある)。

 使える 顔文字一覧

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